特別連載2021.11.11

平野陽三、宇宙へ行く。
vol.0 プロローグ。平野さんの日記が始まります。

 

写真右が平野さん。ZERO-Gフライト訓練の様子。

 

2021年5月13日、アメリカの宇宙旅行会社「スペース・アドベンチャーズ」のとある発表が話題となった。実業家・前澤友作氏の宇宙旅行決定だ。出発は2021年12月8日、ロシアの「ソユーズMS-20」に搭乗し、国際宇宙ステーション(ISS)に12日間滞在するのだという。実現すれば民間人として世界で10人目、日本の民間人としては31年ぶりの宇宙旅行。かねて「宇宙へ行きたい」と公言していた前澤氏の有言実行っぷりと、これから達成されるその偉業に、日本中が勇気づけられたのは言うまでもない。

 

そしてそのビッグニュースの裏で、計らずも宇宙に行くことになった人が一人。それが前澤氏のマネージャーであり、「スペーストゥデイ社」のプロデューサーである平野陽三さん。

 

この連載『平野陽三、宇宙へ行く。』は、史上初(!?)の自ら手をあげたわけでもないのに、宇宙に行くことになった人間である平野さんの日記。宇宙に情熱を持つ前澤さんの背中を近くで見て思うこと、日々の訓練の様子、宇宙旅行を前にした不安……出発の12月8日までの生活を徒然なるままに綴っていただきます。

記録の始まりは、少し遡って9月12日。偶然にも宇宙の日だったこの日、平野さんはNASAの訓練を受けるために前澤氏とともにヒューストンへ飛び立ちました。平野さんは無事、来るXデーを迎えることができるのか? 連載『平野陽三、宇宙へ行く。』、始まります!

 

vol.1 9月12日:ヒューストンへ。

 

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